塗料の種類

より良い塗装会社かどうか判断するポイント

見積もりを比較

一社だけに見積もりを依頼するとその会社が良い塗装会社かどうかわかりません。

外壁塗装は営業マンが突然家にやってきて、「お宅の外壁と屋根はこのまま放置しますと大変なことになりますよ」

「近所で外装工事をしているのですが、同月施工できれば見積もりより50万円値引きしますよ」

「当社の材料は30年耐久期待のある特別な塗材を使っています」

などと言われ、契約してしまったという人が後を絶ちません。

このような営業をする会社は地元の会社ではないことが多く、施工後のトラブルにきちんと対応してくれないような会社が多く存在しています。

 

工事内容についての説明ができるかどうか

塗装は塗ってしまえばその時は綺麗になります。

しかし、工事の内容ややり方によっては、価格やその後の経過状況などに大きな差がでてきます。

工事の内容や、塗料の種・料金について詳しく説明してくれる会社に依頼することが大切です。

見積について

見積内容が分かりやすいかどうか
どんな塗料を使っているか
工事内容について詳細や面積がきちんと書いてあるか
などを、しっかり確認しましょう。

見積に、シリコン とだけ記載されていたとしても、シリコンの種類にもさまざまあり、塗材価格は違ってきます。

耐久年数

アクリルシリコン ・・・耐久期待年数 3~5年

セラミックシリコン ・・・耐久期待年数 7~10年

ハイブリッドシリコン ・・・耐久期待年数 12~15年

以上のように、シリコンと記載されていたとしても、使用する塗材名を明記されていない場合は、一番安価なアクリルシリコンを塗布される場合があるので、確実に塗材名を確認してください。

シーリング工事

サイディングの外壁材には、コーキングが施されています。

新築から数年が経ち、まず最初に傷みだすのがコーキングの部分です。

ふと外壁を見上げた時に、コーキングにひび割れが発生していたり、外壁とコーキング材との間に隙間ができている。など、コーキングの劣化に気付かれる方が、弊社の問い合わせで一番多い工事内容になります。

コーキングがひび割れたり、剥離したりする原因として

1、コーキング材事態の劣化、寿命

2、プライマー(密着材)の塗り忘れ、プライマーの塗りムラ

3、外壁の動きにコーキング材の接着強度が耐えられなかった

4、三面接着による施工をしてしまっている

5、コーキング材の厚み不足

など、原因は様々あります。

対策として、

  • 次回の打ち替え時には、耐久性の高いコーキング材を選ぶ
  • プライマーをしっかり塗布する

    プライマー塗布

  • 4、三面接着を防ぐために底部分にボンドブレーカーというテープを貼ってからコーキングを打つ

    コーキング打設

  • 厚みを確保できるよう、バックアップ材をいれず、ボンドブレーカー(テープ)を貼りコーキング材を打設する

以上が、コーキング材の痛み原因と対策となります。

コーキング材の増し打ちと打ち替え

シーリング工事には、外壁塗装前の重要な作業工程であり、仕様は2種類あります。

増し打ち ・・・既存のコーキングの上にコーキング材を充てんし厚みを増します

打ち替え ・・・既存のコーキングを撤去し、新たにコーキング材を充てんします

増し打ちの場合、安価な工事が可能となりますが、コーキング材の厚みが確保できないため、止水効果も期待できず、すぐにひび割れが発生してしまいます。

シーリング工事の基本は必ず打ち替え工事となります。

劣化部除去

では、《増し打ち》は手抜き工事??と言われれば、部位により必ずしもそうではありません。部位により増し打ちの方が適切な場合もあります。

例えば、窓サッシ

サッシの形状によって、既存のコーキング材が撤去できない場合

構造上、カッターの刃を入れない方がいい場合になります。

窓サッシの種類によっては、ツバが出ているタイプがあり、そのような形状の場合はカッターの刃が入らず、既存コーキングが100%撤去が困難となります。無理に撤去しようとするとサッシを傷つける可能性があり、コーキング材を撤去したとしても、20%~40%撤去できれば良い方です。そのような撤去をしたとしても、打ち替えとはいいません。

その様な場合は、三角シールというやり方で、窓廻りのシーリングを仕上げていきます。

新築時よりシールの厚みを確保できるため、安心の工法となります。